Dear XXX

アメリカと日本を行ったり来たりして育ち、外資系企業勤務後、現在はシリコンバレーで活動中。そんな私が思ったり思わなかったりすること。

Dear シリコンバレー賃貸住宅市場

「日本って高いんでしょ」

 

 日本にいてもアメリカにいても言われます。何でも高いと思われてます。日本への観光が増えないのも、実際に航空券は安くないというのはありますが、「日本は何でも高い」というイメージが定着してしまっているからというのもあるんじゃないかと思います。デフレのせいもあってか、サンフランシスコという物価のおかしいところに住んでいるせいか、東京安いっていうおかしな感覚になってますが、確かに、都内の家賃は、日本全体では圧倒的に高いのだと思います。怒涛の労働時間に耐えるため、オフィスの徒歩圏内でルームシェアをしていた私の家賃も、おそらく高めだったと思います。

 

でも、高くないんです。この辺に比べたら、すごく安いんです。1DKや1LDKで、30-40万が相場。高い。高すぎる。今の部屋、嫌いではないのですが、契約更新時に値上がりするため、この度引っ越しすることにしました。

 

でも、高い高いと言っても、家賃だけじゃないんです。部屋によっては洗濯機がついていない・つけられない。そうすると、コインランドリーに通わなければならない。一度に数ドル使って洗濯すると、塵も積もれば山となる。ガレージが付いていない物件では、外に駐車場を借りなければならない。物件によって、水道・電気・ガス・下水・ゴミ回収の支払いの負担があったりなかったり。なので、エクセルで計算シートを作りこんで、色々な前提条件を組んで、年間あたりの費用を比較。色々日本での物件探しとは違います。

 

エクセルシートで分析して決めようと思ったのに、同居人となる彼氏殿(パー君)と、先ずどんな物件が好きか見極めよう、ということで、2部屋下見して、急遽申し込み。最初話していた条件や、好みとかではいまいちなかったものの、悲しいかな、窓からの景色がよくて、つい・・・。しかも、さっさと審査通ってしまって、速攻決定。思っていたタイミングより早かったし、ほとんど見てないで決まっちゃったし、契約書サインする前に、ちょっと立ち止まってみたくなりました。びびり。

 

物件探し、まぁ賃貸なので、長くても1年のコミットメント。うまくいかなかったら、1年我慢すればいい。そう思い、なんか、まぁいっか、って段々思い始めました。Leap of faithという言い方を英語ではしますが、信じて飛び込んでみてもいっか、と。いつか、転職して3週間で辞めたことや、えいって渡米を決めたことや、なんか、人生の大きな決断って、ゆっくりかけてするものでもないんじゃないかな、と。前職でよく、80/20 という言い方をしましたが、あとどれだけ時間かけても、もっと良い物件が出てくる気もしない。決断に関わる材料が増えるわけでもない。だったら、今えいって決めるしかないな、と。

 

なーんて、なんだか物件探しにやたらと自分と向き合わされましたが、物件決まったので、来月あたりにはお引越しです。

 

前回の引っ越し時の話もまたいつか書きたいと思いますが、今回はもっとスムーズだといいな・・・。

 

かしこ。